"iPadが登場した時にわれわれが考えたように、アップルはメディア企業(メタ出版社)を目指している。製品ラインを極度に絞り込んだ、この21世紀の巨大企業にとって、現在のiTunesストアはガジェットを売るには十分だが収益源ではない。iBookstoreはほとんど事業のレベルにも遠い。しかし21世紀の「デジタル出版」は、長期的には巨大(独占あるいは寡占)ビジネスであるとアップル(アマゾン、Google)は考えている。出版社の皆さんにはピンとこないかもしれないが、それだけ出版は重要なのだ。iBooks Authorの踏み絵を持って迫るアップルは、たんなるガジェット・メーカーではなくメディア企業としての未来に向かって進んでいる。ジョブズがiPadで描いたビジネスモデルはそうしたものであり、巨大メディア企業の傘下にある大手出版社が思わず引き込まれたエージェンシー価格制もその一部をなしている。2年前に語られた「iPadはトロイの木馬」という言葉は、一段とリアリティを持ってきた。"
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